大角の業魔アイフリード

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休息をとろう

アイゼンも業魔の件で様子がおかしい

カノヌシが覚醒したということは封印する方法もあるとベルベットが言い、手がかりはグリモワールの古文書だということで、ベンウィックたちと合流することになった。
だが、連戦続きだったのでひとまず休息を取ろうと宿へ。

ベルベットの夢の中で

ベルベットは夢の中で、かつて姉であったシアリーズと話をする。
転生しているからかセリカの記憶はあるが、アルトリウスの命ずるままに妹と弟を生贄にしてしまった自分はもうセリカではないと、シアリーズが言う。
シアリーズではアルトリウスをアーサーには戻せないし、倒すこともできないので、自分の力が身につくようベルベットに喰われたのだと。

ほんまそれな。

でもベルベットは家族の一員で幸せだったと話すのだった。
改めてベルベットの人生は過酷すぎる。

港にて

フィーがベルベットに近づくと、ベルベットは体から穢れを放っていた。
それって❝白銀の炎❞で焼くことはできないのかよ……。

それでもフィーはベルベットを肯定する。
ベルベットは自分のため、そして大好きだったひとたちのために、アルトリウスとカノヌシと決着をつけるという。

離れたところから見守る一行。

ずっと気になってたんだけど、ベルセリアって全体的にセリフに倒置法使いすぎてストーリー理解の阻害になっているように思うんだけど気のせいだろうか……。

アイフリードの罠

翌日、宿屋の前でザビーダが言い争う声が聞こえてくる。

アイゼンが連絡していたバンエルティア号が、業魔になったアイフリードの罠に誘い出されていた。
ここでようやくアイゼンが、おそらくアイフリードはメルキオルによって業魔になってしまったと、みんなに伝えた。
わかってたけど認めたくなかったんだね。
先んじて出ていったザビーダを追いかける形で、一行はそのへんの船をパクってリオネル島へ。

船パクろうと言い出したのはベルベットです念の為。

リオネル島

島に着くと、海岸付近に大角の業魔にやられたバンエルティア号のメンバーたちが倒れている。
ザビーダが駆けつけてくれたので、全員殺されずには済んだ様子。

アイゼン
アイゼン

……俺が迷ったせいだ

ベンウィックは業魔の正体に気づいている様子だったけど、アイゼンが明言せずに自分が片を付けると告げてその場を離れた。

道中、フィーが業魔になってしまったアイフリードについて、人間に戻せなくても心を取り戻す方法はないのか、と言うと心そのものが変わってしまうのが業魔だとロクロウが教えてくれた。アイゼンとも戦う覚悟をしておいたほうがいい、とも。

アイフリードと対決

フィールドを進むと、ザビーダが大角の業魔と戦っている場面に遭遇。

やはりこの業魔はアイフリードだという。
ザビーダはアイフリードに自分を元に戻してもらった借りがあるので、自分もアイフリードを元に戻してあげたいみたい。
しかしザビーダはすでにボロボロで、業魔の攻撃をくらって出し抜かれてしまう。

業魔の様子を見て、アイゼンがとうとう「ベンウィックたちやザビーダの流儀を踏みにじる野郎はてめぇでも許さねぇ」と殴りかかる。
ところがザビーダが落としたジークフリートを業魔に拾われて、そのまま使われてしまう。

パワーアップした業魔にフィーが捉えられてしまう。
だけどフィーは覚悟を決めてる、かまわないでとアイゼンに伝える。

アイゼン
アイゼン

……家族……仲間……かつて俺が掴もうとしたものはみんな掌からこぼれ落ちちまった
だが、あるバカは『どうせ掴めないなら拳を握って勝ち取れ』と笑って言いやがった

そう言って、アイゼンが業魔に拳を打ち込む。
すると業魔がアイフリードの意識を取り戻す。

アイゼンつらそうで、見ているこっちも辛い……。
これも死神の力と言えばそうなのかもしれないけど……。

するとフィーが先程の❝白銀の炎❞を操り、業魔の穢れを焼くことができた。

業魔化が解除され、大怪我を負ったアイフリードが現れる。
急いでフィーが回復術を使うが、もう手遅れだった。

この顔たまらんくないですか?

アイフリードから「フィーの力はカノヌシの一部なので、カノヌシの領域を封じ込めればあるいは」というような話を教えてもらった。
鎮めの儀式があるので今がチャンスだとも。

そしてアイフリードは息を引き取った。
去りゆくザビーダにアイゼンがお礼を言うと、可能性はあったのに殺しちまいやがって、と非難される。うーん、結果論!

蛇足なんだけどちょっと語り。
死神の力で自分の近くにいる人間は3年以内に死んでしまうという認識があったはずだし、それが一番身近にいるアイフリードに降りかからない訳がないというのはアイゼンが一番理解していたはずだよなと思う。
なので方法はどうあれ、自分の力でアイフリードを殺してしまう想像は多分何回もしてきたんじゃなかろうか。奇しくも開門の日から約3年での失踪は、それを予感させるのに十分すぎる出来事のような。
まぁそうでなくとも聖隷と人間では寿命が違いすぎるから、遅かれ早かれ別れの日は来るわけで。

フィーの白銀の焔の力が発動しようがしまいが、業魔化したアイフリードを自分の手でラクにしてやろうと覚悟していたんだろうなぁとは思います。

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