ロクロウの刀を打ってもらおう
伝説の刀鍛冶クロガネ
號嵐を超える刀を打ち続けたら業魔になってしまったという。
九十九神みたいなものなのかな?
ロクロウもシグレを斬ることを思い続けていたら業魔になってしまったということで、俺も同じだと言う。
〈恨み〉の念でシグレを超えようとしているらしい。
そして、ロクロウがクロガネの頭を落とす。
刀の素材にするという。
ランゲツ流の裏芸、二刀小太刀を磨いてきたというロクロウのために打ってくれるという。
刀ができるまでしばらく待つことに。
みんなと雑談
アイゼンは冷静で、ロクロウはシグレに勝てないと推測。
なので、戦っている最中に隙をついてシグレを仕留める算段らしい。
エレノアは業魔に心があることが不思議でならない様子。
あと、アルトリウスが生贄にするなんてありえないと思っているみたい。
正義感がとても強いし、思い込みも強そうな子。
これからちょっとずつ考え方が変わっていくんでしょうね。
マギルゥと話していると、港にいた一等対魔士がこちらに向かってくるとビエンフーから報告が入る。
迎え撃つとのことで、エレノアにも戦わせようとするベルベット。
エレノアは疑われるだけでも心外だろうにかわいそうだなぁ……多分アルトリウスもわざわざ周りに説明しないだろうし、なんならこの状況を利用しているだけなのかもだし。

アイゼンにエレノアの扱いについて釘を差される。
一等対魔士とバトル
やはり誤解を受けているエレノア。
殺さないように戦うのが難しい様子。
全力で戦えないエレノア。
を、ロクロウが助けてくれた。
バトルはつつがなく終わったんだけど、そのあとにエレノアを叱責するベルベット。
そんな闘い方では死んでしまう(二号が業魔になってしまう)ので、死なないように戦えと命令する。

ベルベットとアイゼンもエレノアの限界を知る。
というわけで、ロクロウの刀が用意できた。
ランゲツ流について
影打ちと真打ち
刀鍛冶は、刀を打つときには一本じゃなくて、何本か同時に打つもので、一番出来がいいものを〈真打ち〉、それ以外を〈影打ち〉という。
ランゲツ家では真打ちを当主となったものに、影打ちをそれ以外の兄弟に与えるらしい。ということは長男が貰えるものというわけでもないんだね。
名前の通りならシグレは四男坊だろうし。
表芸と裏芸
ランゲツ流には大太刀一刀の表芸と、小太刀二刀の裏芸があるという。
小太刀は大太刀の修行相手として覚える技。
ロクロウは小さい頃から10年、シグレの修行相手になっていたという。
だからこそ、この身に一番染み込んだ裏芸を選んだとロクロウ。
一刀両断にされる恐怖を制して、シグレの間合いに深く踏み込めれば……とのこと。

二人は正反対のようで似ているという話をするマギルゥ。
シグレと再対決
港につくとシグレが他の対魔士と共に待ち構えていた。
対魔士は他のメンバーが食い止めるとして、シグレはロクロウが相手する。
しばらく戦っていたけど、やはり普通に戦うだけではシグレに通用しない。
それじゃあ、当主の俺に勝てるはずねぇだろ? と小馬鹿にされる始末。
そこでロクロウが業魔の目を光らせながら再度斬りかかる。

話していたとおり、ベルベットとアイゼンも加勢しようとするが……
ロクロウは左手を犠牲に奇襲をかけるが、それすら通用しない。
一応危うかったらしいけど、刃は届かず褒められるばかり。
ロクロウはロクロウで、今回も折れずに再戦宣言。
シグレは嬉しそうに「いい悪い顔になったな」と笑って、またやろうとトドメも刺さずに去っていった。
兄弟対決にひとまずケリが付いたところで、一行は次の行き先へ。
古代書を解読するために、マギルゥの知り合いであるグリモワールという人物がいると思われるサウスガンド領を目指す。
なお、クロガネも船に乗り込むことに。
クロガネはいつか號嵐を超える刀を打つつもりだけど、勝つにはその刀を振るう神業を超える剣士が必要だという。
港で情報収集
シグレが刀斬り業魔を倒したと噂になっていた。
シグレは飼い猫に顎を引っかかれた以外に傷がついたことがないとか、ちょっとほのぼのした話が聞ける。
……てか、ムルジムさんがそんなことをするの? 喧嘩?
あとは山で会った山賊が、真人間になってエレノアに見合う男になるなどと口説きだしたり、刀鍛冶が聖寮に認められて盛り返しつつあるとかそんな話を聞いたり。
コメント